感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
62
詩人の作ったなぞなぞ。昔からある伝統のなぞなぞと、似ていてちょっとちがう、ライトでおもしろさのある谷川さんらしい言葉づかいが楽しい。問題のすぐうらのページが答えだけど、「あっ、そういえばそうだ!」と思わせてくれる。勉強のできるタイプのオトナだと、かえってわからないだろうな。「まじめすぎるとあそべない」とはその通り。なぞなぞ独特の考え方があるんだよね。谷川さんの子どもの本は、かつての和田誠さんのイラストも似合っていたが、あべ弘士さんのイラストも味があってよかった。1ページ目の海の絵が特に印象に残る。色も。2022/02/25
けんとまん1007
55
やはり、谷川俊太郎さんには降参。なぞなぞの問いが面白いというか、それ自体が詩になっている。答えは少ししかわからなかったが、それが気にならない面白さ。あべさんの絵と融合している。2021/05/26
花ママ
50
谷川さんの絵本は、できるだけ外さないように読んでいます。言葉遊びも兼ねたようなナゾナゾは、けっこう難しくて解けないものもありました。谷川さんらしいユーモアも感じられ、やっぱり好きだなぁ~。挿し絵はあべ弘士さん。和田誠さんなら、どんな挿し絵になるのかなと、叶わぬことを思ったりしました。2020/07/14
anne@灯れ松明の火
29
遠い方の新着棚で。なぞなぞ、というので、放課後デイ・ライブで使えるかなと借りた。でも、ちょっと難しい。パッとわかるものもあるけれど、ページをめくって、答えを見ても、「それは出てこんわ~」というものもある。インターネットやメールなど、イマドキのものも出てくるのは面白い。あべ弘士さんの版画のような、色数を抑えた挿絵はオシャレ。2020/06/08
ヒラP@ehon.gohon
27
なかなかに、含蓄のあるなぞなぞです。なぞなぞ好きな子どもたちもちょっと戸惑う等な謎かけは、センスとか知識とか、常識と遊び心が育ってこそ意味を持つように思いました。 谷川俊太郎さんの言葉マジックと、あべ弘士さんの絵のマジックに翻弄されてしまった自分自身の問題かも知れませんが。2020/08/26
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