内容説明
草山万兎さんは河合雅雄さんのペンネームです。サル学の世界的権威でモンキー博士の河合さんは、サル語のほん訳に次いで賢治語のほん訳に挑み、みごとに賢治童話のナゾの扉を開けました。
目次
雪渡り
「雪渡り」を読んで
なめとこ山の熊
「なめとこ山の熊」を読んで
注文の多い料理店
「注文の多い料理店」を読んで
セロ弾きのゴーシュ
「セロ弾きのゴーシュ」を読んで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
42
動物の出てくる宮沢賢治の童話を、サル研究家で動物学者である河合雅雄さんが解説されたもの。とても分かり易くかかれており、動物学者である著者の視点もいい。ほぼ宮沢賢治の本は読んだ事はないが、この本を読んで少し興味を抱くことが出来た。2022/02/15
マタタビ
0
「注文の多い料理店」をはじめ、「雪渡り」「セロ引きのゴーシュ」など、子供の頃読んでも分からなかった部分や賢治の思いが、優しい解説で分かりました。2016/08/24
愛子
0
著者はサル学の権威。とても面白かった。2016/06/19
てぃうり
0
動物が出てくる童話ばかりチョイスされている。どれもこれも自分の好きなお話ばかりだったので嬉しくなった。版画も素敵。お話後の解説も言い得て妙。納得。2015/12/11
nekoyaman
0
大人向けの研究書はあるけれど、こども向けのものはないのでこの本を書きましたという。なるほど、童話一篇につき「○○を読んで」という夏休みの感想文のようなタイトルの解説がつく。猿の研究者でもある筆者で、動物学者の視点も解説に垣間見ることができそれも面白かった。絵や装丁も好みである。2013/06/04
-
- 和書
- 明るく死ぬための哲学