感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
47
かぜみつる「まいごのひかり」から。そこに何かことばがあると思うなら、きっとこんなふうなんだろう。本当に野原の風にあたらなくても、心の中で風の声をきこうとすれば、それでいいんだと思う。最初から「でっかいこころ」そのままの、かまきりりゅうじくん。元気な、かぶとてつおくんの「どすこい!」。虫はやっぱりすごい。感傷的でなく、前向きな心がうれしい。かれらに会ったら、本当にそう思っているような気がするよ。ゆうだちみなこ「ただいま!」。雨なのに、夕立がさわやかな気がするのは、きっとそうなんだよ。またみんなに会いたいね。2022/02/09
anne@灯れ松明の火
27
講習会で、おはなし会の導入に、なぞなぞのようにして使えると聞いた。楽しそう♪ 使えそうなものをチェック。「だんごダンス」「ぼくらのばんだ」「おしらせポーズ」「いそがし・いそがし」2019/03/16
Hammer.w
24
やっと読み終えました。気に入った詩は「なみだ のち にじ」。タイトルが好きです。自分の感性を鍛え、確認するためにまた読み返したいです♫2020/12/16
陽子
14
5巻目。最終巻。いきものや自然に言葉の命を与えて生き生きと歌う作者。全てが生命への愛情に溢れている。時々はっとさせられる「心のうた」に出会う。美しい詩の数々。この春から空を飛ぶとんびに出会うことが多かったので、とんびまさお作『おおぞらのグー・チョキ・パー』にやっと最後で出会えて嬉しい気持ちがした。「そらと なかよし」確かにその通り!と思う。風と遊ぶ鳥の姿が楽しく素敵に描かれている。あじさいもおちばもこんな風に詩で歌ってもらって幸せね、と思いながら読んだ。2019/05/28
マッピー
12
“ああ きみは まるで/「ひかる ひとりぼっち」だ”と、わたぐもに言われた、おおわしひろしくんは気付く。“ぼくのまわりを ながれるじかんは/はじまりもなく おわりもなく/ほんじつ ただいま/いまの「いま」だけ!/あさひを あびて つばさ ひからせ/ひとりぼっちは さびしいが/ひとりぼっちは ほこらしい”と続く。最後に、彼はその気持ちを同じく唯一無二の存在と共有する。ひとりぼっちは、決してマイナスな出来事ではない。無限にある一瞬の中を駆け抜ける、輝く暗闇。ああ、なんて美しくて広大なイメージの豊穣。2018/05/21