内容説明
工藤直子詩集。最新刊。
目次
ひなたぼっこ―こねずみしゅん
あしたこそ―たんぽぽはるか
しっぽバイバイ―おたまじゃくしわたる
まっすぐについて―いのししぶんた
すみれいろこもりうた―すみれほのか
くまさんのひび―こぐまじろう
たたたん・ぴょん―うさぎふたご
どっこいしょ―きりかぶさくぞう
めだか・がっしょうだん―ぐるーぷ・めだか
ゆめみるかげろう―かげろうたつのすけ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
46
こねずみしゅんくんの「ひなたぼっこ」から始まる。いいなぁ。疲れたときに読むと、そのゆったりさにいやされるし、詩の新鮮さに元気をもらえる。どうしてたんぽぽのわたげは、まいあがるのかと思ったら、そうでしたか。あさつゆしずかさんの「つゆきらり」は、何と美しいイメージなんだろう。からすえいぞうくんの気持ちが、かっこいい。生き物ではないけれど、いけしずこさん、つむじかぜまいさんは、いつもそう思っていたり、あらわれたり。ことばでそれを聞けることが、詩そのもののよう。ふくろうげんぞうさんは、やっぱりのはらの哲学者。2022/02/09
anne@灯れ松明の火
28
講習会で、おはなし会の導入に、なぞなぞのようにして使えると聞いた。楽しそう♪ 使えそうなものをチェック。「しっぽバイバイ」「まっすぐについて」「ゆっくり あめのひ」「ぼくと おひさま」「くじらがいく」2019/03/16
ゆか
25
好きな箇所「あしたこそ たんぽぽはるか」の「とんでいこう どこまでも あした たくさんの「こんにちは」にであうために」「しっぽバイバイ おたまじゃくしわたる」の「ぼくはいま でも でも でも…とおよいでる」「こうきしん こぶたはなこ」の「わたしは なににでも はなを つっこみます つまり こうきしんなのね こうきしんを パラパラっと ふりかけると せかいじゅうが おいしくなります」「あいしょう こだぬきしんご」の「あのこと ぼくの なかよしぐあいは たいしたもんだ略 つまりきもちがぴったりなんだな」2019/07/18
Hammer.w
21
詩集は短くみえて色々詰まっている。四季には心の四季もある。なるべく考えないで読むのがいい。創造力の筋トレにオススメです♫2020/12/09
陽子
16
4巻目。うみの仲間たちが増えた。でも、やはり草花系の歌の方が好き。のばらめぐみ作『はらり』〜「つぼみのころの おもいでが かおりになって はなひらき‥」なんて表現、すごい。夜空と一緒にうまれた あさつゆしずか作『つゆ きらり』、他の鳥の色や声に憧れながらも我が道をみつめる、からすの『ぼくは ぼく』、雪の心を歌った『おどろうよ』よかったー!👏2019/05/28