内容説明
本書は、日本人の人間発達と教育に関する、民族誌学的観点からの最近の研究を紹介したもので、幼児期の母子関係から高校生の人格形成まで、幅広い問題をそれぞれ取り上げて論じている。子どもや青年の各発達段階や教育段階に固有の問題の中でも、特に、これまで取り上げられることのなかった研究課題に焦点が合わせてある。
目次
第1章 母親たちにとっての「すなお」な子ども像
第2章 異文化理解の時代の小学校教育―アメリカ人の母親たちの「ミスマッチ」体験の意味するもの
第3章 授業は早く流れる川のように―研究授業と日本の教育の向上
第4章 青年期の発達に関する教師の信念―日本の中学校教師とアメリカのミドルスクール教師との比較研究
第5章 中学生・高校生の達成動機・道徳的判断・社交性―人格形成理論への心理人類学的アプローチ
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