内容説明
測量によって割り出すのではなく、人口、資源、貿易、経済、社会といったトピックに焦点を当てて地図を作り直したとき、世界はどのような形で現われるのだろうか？本書は、人間生活のあらゆる局面から得られる数値を、直接、世界１２地域の大きさに反映させ視覚化した「統計地図集」であり、日本を独立した一地域として扱っているため、世界の他地域との差異を容易に理解することができる。富、武力、環境、疾病…バリエーション豊富な３６６の統計に応じて、さまざまに大きさを変える日本、そして世界の姿から何を読み取るか？グローバル化を迎えた２１世紀を考える、必携の社会資料。
目次
資源から見た世界
貿易から見た世界
経済から見た世界
社会から見た世界
危険から見た世界
環境から見た世界
著者等紹介
ドーリング，ダニエル［ドーリング，ダニエル］［Ｄｏｒｌｉｎｇ，Ｄａｎｉｅｌ］
シェフィールド大学教授（人文地理学）
ニューマン，マーク［ニューマン，マーク］［Ｎｅｗｍａｎ，Ｍａｒｋ］
ミシガン大学准教授（物理学・複雑系科学）
バーフォード，アンナ［バーフォード，アンナ］［Ｂａｒｆｏｒｄ，Ａｎｎａ］
シェフィールド大学助手
猪口孝［イノグチタカシ］
国際政治学者。東京大学卒業。マサチューセッツ工科大学で博士号（政治学）を取得。現在、新潟県立大学学長、東京大学名誉教授
廣井洋子［ヒロイヨウコ］
千葉大学文学部独文学科卒業。産業翻訳会社勤務を経て翻訳と編集の仕事に携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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nutts
3
地球上で、何がどこに偏っているのか、それも類推ではあるものの、太古と近代・現代の比較が出来る。日本は人口面、富の面で「東洋のちっぽけな島国」などではなく、むしろ大昔から地球規模ではそれなりのプレゼンスがあった国で、今もなお、様々な豊かさが集まっている非常に特異な国であることが一目でわかるのは素晴らしい。2010/04/09
nutts
2
データは少し前だけど、“世界の中の日本”を、理屈抜きで立体的にイメージできるのは素晴らしい。2011/06/02
Aby
1
分布の偏りが地図上の大きさで分かるようになっている．データが古いが，面白い．最新年度版ってないのか．2013/07/25
えーてる
0
これはおもしろい。世界の偏りが瞬時に把握できる。いびつに歪んでいることのすべては害悪ではないが、自分にとってのスタンダードが世界中すべてで通用するわけではないということをこの本は端的に教えてくれる。2010/02/07
