内容説明
ベトナムでの失敗を教訓に見事に変貌をとげ、アメリカの軍事史上最速かつ完璧な勝利をおさめた湾岸戦争の全経過を、ドクトリン、装備、組織等、あらゆる面から総括した迫真のドキュメント!初の公刊戦史。
目次
序章 戦争の背景
第1章 砂漠の嵐に立つ軍
第2章 防盾の形成
第3章 防盾の拡大
第4章 反攻準備
第5章 反攻計画
第6章 嵐を前に
第7章 100時間戦争
第8章 新しい陸軍の素顔
第9章 湾岸戦争とは何であったか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
artillery203
3
湾岸戦争の公刊戦史。特に戦争準備に関わる部分が厚く、政策、戦略レベルでの苦悩が伺える。2017/01/24
Kenji Suzuya
2
湾岸戦争の展開について、米軍サイドから動員から戦闘までを扱う。特に兵站部門について混乱と苦悩がきっちり描かれていたのは面白いところだった。2014/08/31
大蔵大臣
1
米陸軍による湾岸戦争公刊戦史本。戦闘の記述が多いのかと思いきや米陸軍がサウジアラビアに事前展開される『砂漠の盾作戦』が殆どで、中央司令部の設置と補給組織の確立、兵員及び装備品の展開が中心だった。地上戦の記述は数十ページのみである。本書ではイラク軍の戦力は空爆によって大幅に減少し、地上戦の段階では大量のイラク軍兵士が米軍投降したことから容易くかつ短時間で進撃できたことが伺える。2024/10/08
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