内容説明
貧乏貴族令嬢のヴィオラに超名門公爵家の美形当主、サーシス様から縁談が舞い込んだ。何もかもが不釣り合いなこの縁談に首を傾げるヴィオラ―そんな彼女に、公爵様はとびきりの笑顔で言い放つ。「私はお飾りの妻を欲しているんですよ」…え?コノヒト、今なんつった??『衣食住は完全保障』『跡継ぎ不要』『社交自由』『愛人を作ってもOK』―各々の思惑により、契約から始まった結婚の先に待つのは幸福か不幸か!?ま、なるようにしかなりませんけど。貧乏令嬢と旦那様の“契約”ウェディング・コメディ!ネットで話題の小説、書き下ろし番外編を加えて待望の書籍化!
著者等紹介
徒然花[ツレヅレバナ]
『誰かこの状況を説明してください』をWEBで連載開始。ネットで評判となり、2013年9月出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
23
うーん、ふつう。大人買いしてしまい、6巻目まで読了。実家の借金を返済してもらうために令嬢ヒロインが嫁いだ相手は、身分違いの恋人を屋敷に住まわせている、てな始まり。愛のない結婚から始まるお約束的展開。ヒーローが恋人からヒロインに心変わりし、恋人と手を切る1巻目。ヒーローは自分勝手なことばかりいう男、やることが滅茶苦茶に見える。自分の都合で恋人とヒロインを自分ちに引き込んでおいて、その所業。今はヒロインが良いと言ってるけど、何かあればアッサリ心変わりして手のひらを返しそうで嫌だなあ。>>>コメント欄へ2019/10/15
かおりんご
23
小説。Webからできた本なんですね。文体が軽すぎてさくさく読めます。時おり挟まれているフレーズが、ちょっと寒いんじゃない?と思う表現で、作者さんの年齢をあれこれ憶測してしまいます。ヴィオラちゃんの気にしない加減が素敵。侯爵夫人になったのに、庶民感覚なのがいいわ2018/07/28
アカツ04号
20
コミカライズ既読。息抜きに読むにはちょうど良い感じ。読めば読むほどサーシスの屑加減が際立つような。カレンとの関係が6年も続いておきながら、結婚して半年の嫁さんの方がよかったから別れましょうとか、女性の20代をなんだ思ってるんだこの人……。とうの本人が気にしてないようなのが救いかな。主人公であるヴィオラがずっと明るい調子で話を進めてくれるので暗くならずには済む。この手のライトノベルらしくさくっと明るく読めるので楽しかった。今後はサーシスがモーションかけまくる話になるのか…(4/6-11)【2021-13】2021/04/11
絳楸蘭
19
webで気になったので購入。イラストのイメージが違ったのでちとガッカリ。話は面白いんだけどなぁ。使用人の皆さんが旦那様ほっぽいてヴィオラ好きすぎなのが面白い。ストーリーが好きだから、続刊も買うけどね。2013/12/27
陸抗
17
愛人との生活のため、お飾りの妻が欲しいと契約を持ちかけてきた公爵家当主のサーシス。実家の借金返済のため、ヴィオラはその条件を飲み、旦那さんの居ない悠々自適ライフを使用人達と送り楽しむ日々。なんか、サーシスが自分勝手にしか思えない。最初は愛人のカレン一筋だったのが、本館や使用人の雰囲気を変え、社交も頑張ってこなすヴィオラの方がいいと心移りして、じゃあ別にもっと素敵な女性が現れたら、そっちに変えるの?と言わんばかりの態度がなぁ。あと、やたらと語尾に☆がつくのも読みにくかった。続きはいいかな。2021/02/25