図説 お金の歴史全書

図説 お金の歴史全書

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  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887213234
  • NDC分類 337.2
  • Cコード C0022

内容説明

世界を動かしているのはお金、といっても過言ではない。なぜなら、人類の歴史において、これほどいつも気になってしょうがないものはなかったから。お金が原因となり、個人や会社から国家までありとあらゆるものが、道徳的・政治的・宗教的対立や衝突、紛争をひき起こす。お金は、古代エジプトやメソポタミアの古代文明に端を発し、ギリシャ・ローマの時代に制度的に確立される。中世から近代初期の西欧社会においては、お金の役割はだんだんと重要になり、19・20世紀の経済社会においては、ついにその影響力は最大となる。一方、西欧ばかりでなく、イスラーム世界、インド、中国などの社会でもお金は活躍し、西欧の貨幣制度の影響もあり、アフリカや環太平洋地域でもお金はなくてはならないものになった。本書は、支払いの記録の残る古代から今日のキャッシュレスの時代まで、お金の歴史とそれが世界中へと拡がってゆく様子、そしてそれによって引き起こされる文化的・社会的・政治的・経済的変化などを、大英博物館コイン・メダル部門の管理官たちを中心としたグループが書下ろし、コインをはじめとするさまざまな形態のお金の実例を550以上も掲載した。

目次

第1章 メソポタミア・エジプト・ギリシャ
第2章 ローマ世界
第3章 中世ヨーロッパ
第4章 イスラーム諸国
第5章 インドと東南アジア
第6章 中国と極東
第7章 近代初期
第8章 アフリカとオセニア
第9章 近代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

27
大英博物館のマネーギャラリー開設記念に執筆された一冊。大英博物館所蔵のコインの画像をたくさん使いながら古代から近代までほぼ全世界をカバーしながらマネーの歴史をたどっている素晴らしい一冊。全体を概観することで地域ごとの発展の違いが分かるのも面白い。コインやインゴットの形が多様なアジア。早い段階から手形を整備する欧州とイスラーム。含有率は気にせず金属以外も採用した多様なマネーで共同体外との取引に柔軟に対応するアフリカ。近代に向かうにつれてマネーが統合されていき取引がよりスムースになっていく。2024/03/10

むらきち

4
お金は、人間が生活するうえで、富(食べ物や道具なども含む)の交換を容易にするためのとても便利なモノ。しかし、それは食べ物などと違い、蓄財の可能であるため、人を利己的に貪欲にさせる魔力を持っている。という感じです。全書とあるだけに歴史背景や貨幣そのものの形状種類などがガッツリ書かれています。ただ、ちょっと読みにくい……。2019/01/17

猫田

0
★★読みにくい‥‥2016/01/16

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