内容説明
20年ごとに社殿が新造される伊勢神宮。1300年にわたって営々と続けられてきたこの式年遷宮は、そのたびに8年余の歳月をかけ、30におよぶ行事・祭儀をもってとり行われてきた。全国10万の神社の頂点に立つ日本の総氏神、神宮では、その長い歴史のなかで、なにが営まれ、どんな祈りがなされてきたのだろうか。四季折々、年に千数百回行われる神事・祭儀や式年遷宮の行事を糸口に、「知られざる伊勢神宮」を描き出す。
目次
第1章 神代のことも思われる(御神体の八咫鏡;天照大神は太陽の女神 ほか)
第2章 神嘗祭への道(豊作を祈る祈年祭;幣帛と神饌 ほか)
第3章 歴史のなかの神宮(神宮と仏教;御師の誕生 ほか)
第4章 式年遷宮の長い道(なぜ式年遷宮をするのか;社殿の耐久限度と尊厳保持説 ほか)
著者等紹介
矢野憲一[ヤノケンイチ]
1938年、伊勢市に生まれる。國學院大学文学部日本史学科卒業。1962年伊勢神宮に奉職。神宮禰宜、神宮司庁文化部長、広報課長、神宮徴古館農業館館長などを歴任、2002年退職。現在、NPO法人五十鈴塾塾長。専門は神道文化史・民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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御座候。
4
感動いたしました。流麗な伊勢の五十鈴川と伊勢神宮の檜の御用材をまかなう宮域林。伊勢神宮の宮域林は清らかな五十鈴川の湧水地となるのです。2025/04/22
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1
お伊勢さんこと「神宮」の禰宜を務められた著者による、お伊勢さんの儀式や行事を(上手くそうできなかった、と著者も述懐されているが)歳時記風にまとめた一冊。物書きが生業でない方の著作で少々読み難いが、内容は面白かった。ただ、自分の居住地がお伊勢さんまでせいぜい一時間という所なので、地理的にとかそんな有利さはあっただろうな。 今後ご参拝される予定で読む、或いは再読するという方には、前段にぜひ三重県立博物館に立ち寄られたい。御師等の展示がコンパクトだが判りやすい形で見られる。この著作の面白さが増してくれると思う。2015/06/19
♡mayumelo♡
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行く前に読んでおきたかった。2013/10/08
すらっぱ
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まあまあ面白かったけど…ぶっちゃけ書き味が悪い。すんごい退屈。こういうの、もうちょっと書き方を工夫しないとダメだなーって思った。漫画にしようよ、漫画に。もしくは物語風に。2012/10/03
startvalue
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★★★★★2019/05/02