内容説明
自治とは何か?地方議会はいかにあるべきなのか?そもそも政治権力とはどんな力か?地域コミュニティは何のために存在するのか?国政レベルの、大文字の「政治」の視点によっては決してみえてこない政治の真の姿、日本型民主政治の問題点がここで明らかになっている。
目次
1 地方分権で自治体議会はどう変わるのか?
2 自治体議会の選挙について有権者、団体推薦、そして会派
3 分権社会の自治体議会に与野党関係は必要か?
4 議会事務局の独立とNPOとの連携による調査機能の強化
5 条例を活かした自治体議会の活性化と新しい地方自治のかたち
著者等紹介
高井章博[タカイアキヒロ]
1965年生まれ。1990年、中央大学法学部政治学科卒業。同年、駿河台学園駿台予備学校教務部学務課に就職。この頃、衆議院議員・菅直人の事務所にボランティアとして参加する。1999年、駿台予備校を退職し、東京都三鷹市議会議員選挙に社会民主連合公認で立候補。三鷹市議会史上最年少で当選。以後2選を経て現在3期目。民主党所属。第44代三鷹市議会副議長。共著として、『自治が広がる―地方分権推進計画を読む』(ぎょうせい)などがある
斎藤武次郎[サイトウタケジロウ]
1963年生まれ。1986年、香川大学経済学部経営学科卒業。同年、岡山県庁に入庁。1989年、まちづくり市民グループ「SEA」を結成し会長に就任。1993年岡山県倉敷市議会議員選挙に立候補し当選。以後一選を経て現在2期目。倉敷市保健福祉委員会副委員長。全国若手市議会議員の会顧問(前会長)。共著として『いま、中国地域が動く』『岡山発! 若者たちの政治改革』『全国若手議員からのメッセージ』などがある
菅原なおし[スガワラナオシ]
1968年生まれ。1991年、文教大学教育学部初等教育課程卒業。同年、新日鉄化学に入社。1994年、東京都日野市議会議員選挙に立候補し当選。以後一選を経て現代2期目。公認会計士と協力して日野市のバランスシートの作成やISO9001の提案を行う
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