内容説明
人道、公平、中立、独立、奉仕、単一、世界性―それは単に赤十字のみならず、すべての人道機関、NGOの理念と活動を律する普遍的基本原理と言えよう。深遠な哲学的洞察を込めて、激動の現代世界に贈る知恵の結晶。
目次
第1章 人道
第2章 公平
第3章 中立
第4章 独立
第5章 奉仕
第6章 単一
第7章 世界性
著者等紹介
ピクテ,ジャン[ピクテ,ジャン][Pictet,Jean]
1914‐2002、ジュネーブ生まれ。元赤十字国際委員会副委員長。元アンリ・デュナン研究所所長。ジュネーブ大学準教授。ライデン大学、ルーバン大学、チューリッヒ大学各名誉博士
井上忠男[イノウエタダオ]
日本赤十字秋田看護大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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AKT
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赤十字で嘱託として働く身、赤十字の崇高な理念を前に自分の働き方を照らし合わせると何と自分はエゴで働いているかを思い知る。人々に対して公平に「無私」「無差別」に働くことが出来れば素晴らしいことであるが、現代はアンリデュナンが描いた時代からは変化しており、「中立」の概念なんて共通項を見いだすのが難しくなっている。しかし、迷ったり誘惑に負けそうになった時こそ、このような基本原則に立ち返ることが、人間らしいことを愚直に続ける勇気になるのだと思う。2014/08/31
遠山太郎
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この本は読んでいない。 ◇日本赤十字社が「こころのケア」関連の冊子を期間限定で公開しているものを読んだ。http://www.jrc.or.jp/saigai/about/care/index.html ポイントを挙げていく。 ●活動のキーワード ①良い活動は「ボランティア自身の安全と健康から始まる」。 ②災害時のストレス反応は「異常な出来事に対する正常な反応」。 ③人は自分で立ちあがる。「自立を支援しよう」。 ・特に人は昇り沈みあり進む、長い目を持つことが大切だ。 ●援助者として接するには次の7つの2012/12/10