私立大学の経営と拡大・再編―1980年代後半以降の動態

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  • サイズ A5判/ページ数 424p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887139695
  • NDC分類 377.1
  • Cコード C3037

内容説明

数多い私立大学の経営に関する本の中で、的確・具体的な財務データに基づく本格的研究は意外に少ない。それら有効性に乏しい本に対して、10年に及ぶ調査等で蓄積された個別大学のデータを活用し、固有な伝統・属性の中多様な経営戦略を試行しながら、次第に「優良」「高リスク」の二極に収斂しつつある日本の私大の実態を明らかにした本書は、私大の今後を考える上で、まさに有効・不可欠な研究と言えよう。特に個別大学のケーススタディは圧巻。

目次

問題の所在と分析枠組み
第1部 日本の私立大学の経営構造の概観(日本の私立大学の制度的枠組み;戦後の私立大学の経営行動の変容;私立大学の財務構造―クロスセクション分析)
第2部 1980年代後半以降の私立大学の経営行動とその背景(1980年代後半以降の私立大学の経営行動―規模の変化に注目して;私立大学の拡大・再編戦略とその背景)
結論と課題

著者等紹介

両角亜希子[モロズミアキコ]
1973年名古屋市生まれ。1997年慶応義塾大学環境情報学部卒業。2003年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。産業技術総合研究所技術と社会研究センター研究員、東京大学大学総合教育研究センター助手、助教を経て現在、東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策コース講師。博士(教育学、東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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