スレブレニツァ―あるジェノサイドをめぐる考察

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スレブレニツァ―あるジェノサイドをめぐる考察

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  • サイズ A5判/ページ数 397p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887138858
  • NDC分類 239.34
  • Cコード C3030

内容説明

国連の「安全地帯」に指定され、PKOオランダ部隊が展開するボスニア東部の町スレブレニツァ。ボスニア紛争末期の1995年7月、「第二次世界大戦以来の欧州最大の虐殺」はなぜ起きたのか。将来の「スレブレニツァ」をどう予防するのか。「人間の安全保障」の視点から捉えた本格的ジェノサイド研究。

目次

第1部 ジェノサイド概念をめぐる考察(ジェノサイドとは何か)
第2部 スレブレニツァ・ジェノサイド(スレブレニツァで何が起きたのか;スレブレニツァの陥落;スレブレニツァ・ジェノサイドの特徴と発生のメカニズム)
第3部 ポスト冷戦期のジェノサイドへの介入をめぐる考察(ルワンダ、ダルフールとスレブレニツァ;ジェノサイドの予防に向けて)

著者等紹介

長有紀枝[オサユキエ]
1963年東京都に生まれ茨城県で育つ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院政治学研究科修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム博士課程修了。博士(学術)。外資系企業勤務を経て、1991年より2003年まで難民を助ける会に勤務。緊急人道支援、地雷対策、障害者支援、地雷禁止条約策定交渉などに携わる。2008年より認定NPO法人難民を助ける会理事長。認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム共同代表理事。都内の大学や大学院で教鞭もとる。2009年より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

25
本書は先日読んだ「戦争広告代理店」にも関連するが、ユーゴスラビア紛争は五つの紛争に分けられる。10日間戦争、クロアチア紛争、ボスニア紛争(本書)、コソボ紛争、マケドニア人vsアルバニア人、これら五つの戦いである。ずっと以前からバルカン半島の歴史には興味があったが何分難しくややこしく、特に今回この本から大量虐殺(ジェノサイド)に関して己の無知さ加減を再認識できた。同じ著者による別本もあるのでそちらも手に取りたい。2022/10/10

kuroma831

12
セルビア人、ムスリム人、クロアチア人による三つ巴の内戦となったボスニア紛争において、約7500人の死者を出したスレブレニツァ事件を通したジェノサイド論の研究書。セルビア人からムスリム人へのジェノサイドの起きた背景や事件の経過、国際法概念としてのジェノサイド罪の成立過程、ルワンダ等の他エリアでのジェノサイドとの比較、ジェノサイド予防に向けた議論がなされる。博士論文を元にしたこともあり、国際法などの学術的な要素も強い上、凄惨なジェノサイドの経過が語られるしんどさはあるが、著者の課題意識含め、優れた名著だった。2024/09/21

5
ボスニア紛争中、国連保護軍が現地に展開していながら発生した「スレブレニツァの虐殺」について、時系列で詳細を辿ると共に分析・他ジェノサイドとの比較を行ったもの。 分刻みに語られる殺害・遺体隠蔽の記述には気分が重くなるが、セルビア悪玉論からは距離を置いた冷静な考察が全編通して続く。 例外は、著者がセルビア人共和国軍のトップであるムラディチ将軍との個人的な会食の機会に恵まれたことについての記述であり、著者の素朴な疑問・感情が見てとれるこの部分が1番印象に残った。2018/06/10

テツ

3
旧ユーゴスラビア、ボスニアで起きた民族浄化について。博士論文が元になっているだけあって事実を淡々と記載しているのだけれど、だからこそ恐ろしさに身が震える。人間は何故人間を殺すのか。ボスニアだけではなく世界中で起きるそれの原因は何なのか。深く濃く刻まれたジェノサイドの記録を吸い込むと人間という種の業を感じてしまう。2014/03/05

偏頭痛

1
ボスニアで起きたスレブレニツァでのジェノサイドについての本。見方によっては被害者の中に虐殺の被害者とは言えないひとたちがいるのではないかとか非常に冷静に分析していっている内容。一方的な内容でないのが良い。本来なら捕虜交換に使える人たちを虐殺してしまうという合理的でない行動がどうして起きたか、むしろ感情的にも状況的にも数を減らしてしまう方がいろいろと都合がいいというような状況が偶然にも生まれてしまったのが問題だったのかな?2017/08/09

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