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学校改革抗争の100年―20世紀アメリカ教育史

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  • サイズ A5判/ページ数 638p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887138469
  • NDC分類 372.53
  • Cコード C3037

内容説明

20世紀のアメリカでは、子ども中心主義、社会的効率主義、多文化主義等、学校改革運動が次々に登場した。これら「進歩主義教育」隆盛の傍ら、「批判者」ラヴィッチの言説が常に注目されてきたのはなぜか―新理念への傾倒が熱狂の果てに、当初の目的から完全に乖離していくメカニズムを解明し、自由教育が基準と規律の喪失へ、個性尊重が差別の助長へと転化した実態を鋭く剔出するとともに、学問的教科と国家基準の確立こそが民主主義の基礎であることを力説した代表作、待望の翻訳。

目次

第1章 教育制度のはしご
第2章 分かれ道
第3章 専門家の時代
第4章 IQテスト―「冷酷な悲観主義」
第5章 学問的カリキュラムに代えて
第6章 社会の最前線で
第7章 公立学校の反応
第8章 反対者と批判者
第9章 大規模な再編
第10章 1960年代
第11章 基準を求めて

著者等紹介

ラヴィッチ,ダイアン[ラヴィッチ,ダイアン][Ravitch,Diane]
1938年テキサス州ヒューストン生まれ。1975年コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジにおいて、ニューヨーク市の公立学校史に関する研究で博士号取得。コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ教授、連邦教育局教育次官補(1991年~1993年)を歴任し、現在は、ニューヨーク大学の教育学研究教授、スタンフォード大学フーバー研究所の上級研究員、ブルッキングズ研究所の客員上級研究員

末藤美津子[スエフジミツコ]
1952年東京都生まれ。1977年東京大学教育学部教育学科卒業。1986年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。2007年東京未来大学こども心理学部准教授。専門は、教育学、比較・国際教育、多言語・多文化教育。博士(教育学)

宮本健市郎[ミヤモトケンイチロウ]
1956年福岡県生まれ。1980年東京外国語大学英米語学科卒業。1987年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1990年兵庫教育大学学校教育学部専任講師。1993年兵庫教育大学学校教育学部助教授。2005年神戸女子大学文学部教授。専門は、教育学、西洋教育史、教育方法史。博士(教育学)

佐藤隆之[サトウタカユキ]
1966年東京都生まれ。1989年早稲田大学教育学部教育学科卒業。1998年早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。2000年玉川大学文学部専任講師。2005年玉川大学教育学部助教授。2008年早稲田大学教育・総合科学学術院准教授。専門は、教育学、教育思想。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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