内容説明
10年に及ぶ資料収集・現地訪問・実態調査に基づき、仏独英等の学校には教科学習以外の役割はないという、わが国に広くみられる既成観念を打破し、それら諸国で、教科においてのみならず教科外活動を通じても多彩に展開されている、社会性を育て市民性のスキルを培うための教育の実態研究を通じ、今日のわが国の教育に大きく示唆する7つの具体的提言を行う労作。
目次
1 学校機能の拡充―社会性の教育と市民性の教育(研究の目的;研究の成果とわが国教育への提言)
2 フランスの学校における社会性の教育と市民性の教育の発展(フランスの学校において;小学校およびコレージュにおける市民性教育 ほか)
3 ドイツの学校における社会性の教育と市民性の教育の発展(ドイツの学校において;民主主義教育の構想 ほか)
4 イギリスの学校における社会性の教育と市民性の教育の発展(イギリスの学校において;小学校におけるPSHEおよび市民性教育 ほか)
著者等紹介
武藤孝典[ムトウタカスケ]
1930年生まれ、1958年東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1994年~現在信州大学名誉教授、2000年~2003年日本特別活動学会会長。1958年~1966年信濃教育会教育研究所所員、1966年~1994年信州大学講師・助教授・教授、1994年~2000年東京電機大学教授、1990年~1999年放送大学客員教授(生徒指導の理論、道徳教育担当主任講師)
新井浅浩[アライアサヒロ]
1960年生まれ、1986年カリフォルニア大学サンタバーバラ校教育学大学院修士課程修了。現在西武文理大学教授。1986年~1994年(財)二十一世紀教育の会研究員、1994年~1999年文理情報短期大学専任講師、1999年~現在西武文理大学講師・助教授・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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