内容説明
地球時代の科学技術のあり方は?専門家、行政府、団体、市民等、多様なアクターの連携により、リスクの制御をめざし科学技術をマネジメントする。
目次
第1章 科学技術の発展と社会的含意―科学技術ガバナンスの必要性
第2章 科学技術ガバナンスの機能と組織
第3章 リスクガバナンス―コミュニケーションの観点から
第4章 安全保障ガバナンス―技術の軍事転用をどう防ぐか
第5章 研究ガバナンス―自主規制を中心に
第6章 “座談会”社会のなかの科学技術―これからの課題
著者等紹介
城山英明[シロヤマヒデアキ]
1965年生まれ、東京大学大学院教授。専攻、行政学、科学技術と公共政策、国際行政論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Moloko
3
扱われている科学技術は出版から10年近く経った今では古く感じるものもあるが、それでも科学技術・研究をどう社会的にマネジメントしていくのかという問題の本質は今でも変わらないどころか、ますます重大になっているようにも思える。市民あるいは利害関係を持つ人間や組織・集団が不確実性を含む科学技術のマネジメントにどう参与するべきか、あるいは参与可能なのか。研究の自由と安全保障・倫理のバランシングはどうするか。リスク管理の方法論をどう体系化するか。しかし、10年経てども上記の問題提起への後続研究は乏しいように思える2018/03/10
I Koda
0
W:思ったより読みやすい。過去の事例が具体的に紹介されており、科学技術におけるさまざまな問題点がわかりやすく繰りかえし提示されている。そここそが、この問題および著書の本質なのだろうと感じた。2013/03/24
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- 和書
- 人間性を育てる教育