内容説明
患者本人のための最適な医療意思決定は?インフォームド・コンセントによる患者「自立の原則」の限界を越え、患者とその家族、医師と看護師等による「合意の原則」が不可欠であることを様々な医療現場での豊富な経験を踏まえて論証した労作。医療関係者・当事者必読の書。
目次
序章
第1章 医療現場での意思決定
第2章 臨床的意思決定と証拠にもとづく医療
第3章 「インフォームド・コンセント」の導入と倫理原則の転換
第4章 医療におけるコミュニケーション
第5章 チーム医療の諸問題
第6章 社会的合意形成の特徴
第7章 医療行為における「合意の原則」
第8章 合意形成の実践的手続き
第9章 合意形成の方法を取り入れた医療倫理教育の可能性
終章 結論
著者等紹介
吉武久美子[ヨシタケクミコ]
新潟県立看護大学准教授。1967年、長崎県生まれ。1999年、千葉大学看護学部卒業。2002年、日本赤十字看護大学大学院看護学研究科修士課程修了。2006年、東京工業大学大学院社会理工学研究科修了、学位取得。2006年、(社)日本看護協会政策企画部に在籍、(財)日本訪問看護振興財団主任研究員を経て、現職。保健師、助産師、看護師、博士(学術)(東京工業大学、2006年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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