内容説明
多文化共生の時代に不可欠なニューカマーに対する想像力と支援。日本はこの問題にやっと目を見開きはじめたばかりだ。多民族国家アメリカの豊富な経験に裏打ちされた、移民・難民に対する支援、特に学校・NPO・ボランティアの連携による教育支援ネットワークの在り方を、最近のベトナム系コミュニティの事例を中心に、フィールド調査等を通じ具体的に学ぶ。
目次
はじめに―震災の記憶と想像力
序章 ネットワーク型支援の探求
第1章 オリンピアにおけるインドシナ難民支援の歴史
第2章 小学校における学習支援者たち
第3章 高校のESLクラス支援者たち
第4章 NPOによる放課後クラブ活動
第5章 NPOによる職業訓練支援
第6章 高校におけるネットワーク型学習
終章 ネットワーク型支援のための参加と連携
著者等紹介
野津隆志[ノツタカシ]
1956年生まれ。筑波大学大学院教育学研究科修了。兵庫県立大学経済学部教授。専門は比較教育学、教育人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。