オフィシャル・ノレッジ批判―保守復権の時代における民主主義教育

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  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887137288
  • NDC分類 372.53
  • Cコード C3037

内容説明

いま教育で正統とされているのは、誰の知識で、誰の利益に役立つものなのか?―1980年代以降、米国において急速に再編成されつつある教科書、カリキュラム、教育方法等を具体的に取り上げ、公的・中正な知識として教育に注入される言説に込められた、社会的不平等是正を阻む非民主的イデオロギーを鋭く剔出し、新たな対抗教育力の創造を促す、まさに今日の日本にとっても時宜を得た書。

目次

第1章 序―オフィシャル・ノレッジ(公的知識)をめぐるポリティックス
第2章 常識(Common‐Sense)をめぐるポリティックス―なぜ右派は勝利しつつあるのか
第3章 文化のポリティックスと教科書
第4章 オフィシャル・ノレッジを規制する
第5章 虜になった視聴者の創造―学校向け放送番組「チャンネル・ワン(Channel One)」とテクストの政治経済学
第6章 とどのつまり誰のためのカリキュラムなのか?
第7章 「よお、元気だぜ」―学校における新しい知識の創造をめぐる芸術とポリティックス
第8章 教育方法のポリティックスとコミュニティの形成
付論―教育、権力、そして、個人史(インタビュー)

著者等紹介

野崎与志子[ノザキヨシコ]
ニューヨーク州立大学バッファロー校教育系大学院教育指導・政策学部Assistant Professor

井口博充[イノクチヒロミツ]
ニューヨーク州立大学バッファロー校アジア研究専攻Visiting Professor

小暮修三[コグレシュウゾウ]
東京海洋大学非常勤講師

池田寛[イケダヒロシ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。2003年2月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1192kama

0
教育内容として多文化教育に適しているものなどないのではないか。2009/07/20

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