解毒剤―ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784809413490
  • NDC分類 159
  • Cコード C0098

出版社内容情報

物事をとらえる際に、良いかダメか・善か悪かの二分法ではなく、「ネガティブ思考」を生かす第三の可能性を提案します。原題: Antidote(「解毒剤」)。

目次

1章 本当の幸せを求めて―ネガティブを排除しないこと
2章 恐れているほど悪くはならない―ネガティブを強さに変えるストア哲学
3章 静けさの前の嵐―ブッダは「ポジティブ」に執着しない
4章 目標は危ない―将来をコントロールしようなどと考えるな
5章 私の思考は私自身?―いかにして自己を克服するか
6章 この世は安全劇場―「不安」の意外なメリット
7章 成功体験はあてにならない―失敗を大切に保存する
8章 「死の運命」との付き合い方―メキシコの伝統「メメント・モリ」の精神
9章 ネガティブの正体―善悪二元論から自由になる

著者等紹介

バークマン,オリバー[バークマン,オリバー] [Burkeman,Oliver]
1975年、リバプール出身。ケンブリッジ大学社会政治科学部学位取得。英国の全国紙『The Guardian(ガーディアン)』専属の特集記事記者(フィーチャー・ライター)。外国人記者クラブ(FPA)において若手ジャーナリスト賞を受賞し、オーウェル賞にもノミネートされた。ロンドン、ワシントン、ニューヨークなどを拠点に活動中

下隆全[シモタカマサ]
1940年、兵庫県出身。京都大学文学部英文学専攻。江商株式会社(現 兼松)にて、ドイツ・ビルマ(現ミャンマー)・インドなど海外駐在経験を積み、退職後は翻訳者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hundredpink

29
行き過ぎたポジティブ思考に対するアンチテーゼ。 幸福へのネガティブな道。ネガティブな事は考えるなというのはシロクマの事だけは絶対考えるなというのと同じで絶対勝てないゲーム。メメント. モリ。2015/11/24

ユズル

22
難しかった💧 ただ、冒頭の、自己啓発本を真っ向から否定してるの、かなり共感✨ 例えばアンガーマネジメントとか、『怒ることがあれば6秒待つ』とか。待っても怒り消えない、むしろ1分待っても治まらないのよ、私の怒りは🤣 何冊読んでもしっくりこなかったわ。それ以外はもう流し読みしました。感想もとくに無し。やはり自己啓発本の合う合わないはあると思う。そしてこれは、合わなかったです…2025/05/19

ぶっく

3
不完全でもいい、ネガティブに考えてもいい、 計画を持たず旅先に執着しない、今に意識を集中する。忘れてしまっていた考えを思い出させてくれた。印象に残っているのは、『人生の不条理や不合理のミステリーを楽しむ』という最後のページの言葉。僕は人生のミステリーを楽しめていただろうか?そんな余裕無かった。。少しだけ肩の力を抜いて、今日一日を過ごしてみたいと思う。 2020/04/15

Akio Kudo

3
★★★★ 少し分かりにくい説明が多いとは思うが、ポジティブ信仰は害も多いことがよく分かる。良くないかありがちなゴール至上主義も問題が多いことがよく分かる2019/12/22

はすのこ

3
ネガティブ信仰はポジティブ信仰と比較して、現実的であり、その意味で本書は解毒剤である。2016/01/07

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