内容説明
本書は、新しい国際経済環境に即応した国際経済条約・法令集であり、類書にないいくつかの新機軸を備えている。一つは、本書のターゲットを、大学・大学院の学生・研究者のほか企業・法律事務所・官庁の担当者にも拡大したことである。これは国際経済法が産官学の全分野で頻繁に参照・適用・研究されている現実を考慮したためであり、本書はこの意味で学習書としての役割のほか実務書としての役割も担っている。第二に、本書は、国際経済法の体系的な理解を容易にするため、全体を1通商、2通貨・金融・投資、3競争制限の規制、4知的所有権の保護と規制、5国際課税、6経済統合と経済協力の六分野に大別し、各分野ごとに解説を付し、主要な条約と国内法令を網羅した。たとえば1の「通商」については、「解説」に続けて、WTO協定と二国間通商条約を掲載し、さらに日本・米国・EUの最新国内関連法令を収録した。第三に、本書は、通商分野の米国とEUの国内関連法令やNAFTA原産地規則をあえて英語で掲載している。
目次
1 通商
2 通貨・金融・投資
3 競争制限の規制
4 知的所有権の保護と規制
5 国際課税
6 経済統合と経済協力
7 資料
著者等紹介
小原喜雄[オハラヨシオ]
神戸大学名誉教授、神奈川大学法学部教授
小室程夫[コムロノリオ]
神戸大学法学部教授
山手治之[ヤマテハルユキ]
立命館大学名誉教授
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