内容説明
本書は既成の国際関係学の枠を超えた新しい総合的・体系的な国際関係学の提示を心がけた。主な対象は新入生であり、大学での導入期教育で使用することを想定している。そのため、国際関係学の基礎を扱うことを主眼におき、特に演習形成でのテキストに使えるように、報告させ、討論を導くようなスタイルを取っている。
目次
1 国境の向こうへ、世界へ
2 ネイション、ナショナリズム、エスニシティ
3 他者理解としての異文化理解
4 国際連合と平和の維持
5 資本は国境を越える
6 近代工業化と南北問題
7 地球環境と現代世界
8 地球時代のジェンダー
9 ヨーロッパにおける移民問題
10 世界史のなかの日本とアジア