内容説明
社会的不平等克服の場へと学校再生を志す批判的教育学は従来のマルクス主義、構造主義、ポストモダン哲学を批判的に摂取し、新たな展望を切り開きつつある。米国等における最前線の成果を、日本の教育現実に立脚して主体的に考察した学校文化批判の第2弾。
目次
序章 批判的教育研究の構想
1章 ラディカルたちの学校論
2章 政治力学としての人種問題
3章 少女から「女」へ―ジェンダーをめぐる大衆文化状況
4章 ニューリテラシーの理論
5章 教科書のイデオロギーを読む
6章 学校におけるカリキュラム・コントロールの矛盾
7章 批判的教育研究の理論的背景