目次
第1章 ホメオパシー、イギリスに来たる
第2章 ホメオパシーを排除せよ
第3章 競争なくして進歩なし
第4章 ホメオパシーは商機
第5章 ホメオパシーを再構築する
第6章 治療を科学する
第7章 医学に「正統」は存在しない
第8章 医学の一派「アロパシー」
著者等紹介
黒〓周一[クロサキシュウイチ]
1981年、福島県に生まれる。明治大学文学部、同大学院文学研究科を経て、明治大学文学部助教。博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴィル
1
ホメオパシーは19世紀に興隆した,いわゆる疑似科学の治療法だが,本書はこの真贋が主題ではなくヴィクトリア朝時代にこの治療法が英国で広まった原因を専門誌や新聞などから考察していく点が興味深い. 特に現代の「水素水」や「反ワクチン」と言った疑似科学やその活動に対する議論と差がない内容が19世紀の新聞紙上ですでになされている. 本書は2019年発行で新型コロナ禍前だが,正統医学を現代医学,ホメオパシーを反ワクチンと読み替えたら,このコロナ禍での報道のこととしか読めないぐらいの類似性に驚嘆するほどである.2022/12/27
takao
1
ふむ2021/08/31