内容説明
ゾルゲ事件に連座した尾崎秀実、そのルーツが解明された。新発見の資料と現地調査による尾崎家13代の全体像。妻、英子の未発表日記が語る愛のゆくえと運命。
目次
プロローグ 終わりなき「尾崎・ゾルゲ事件」
1 系譜(発見された尾崎家の家系図;尾崎家の相貌;隠された尾崎神社)
2 愛のいきさつ(兄秀波と弟秀実;青春時代の尾崎英子の日記;文学に熟した尾崎秀実と英子の愛)
エピローグ 『愛情はふる星のごとく』の彼方へ
著者等紹介
中里麦外[ナカザトバクガイ]
本名・昌之。昭和18年前橋市生まれ。言霊俳句会主宰。上毛新聞俳壇選者。現代俳句協会評論賞選考委員。現代俳句協会新人賞・現代俳句協会評論賞受賞。日本現代詩歌文学館評議員。日本文芸家協会・俳文学会・儀礼文化学会各会員。群馬社会福祉大学教授。文学博士。著書に『村上鬼城の研究』(群馬県文学賞)、『村上鬼城 解釈と鑑賞』(上毛出版文化賞)など
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