ドイツ三十年戦争

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  • サイズ A5判/ページ数 618p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784887083172
  • NDC分類 234.05
  • Cコード C1022

出版社内容情報

17世紀、新旧両教徒の対立から始まったヨーロッパの国際戦争。名前だけは有名だが専門家以外は知られていなかったこの戦争の実態を、当時の政治・社会全体の複雑な流れの中で躍動的に描き出した、本邦初の本格的通史

目次

第1章 ドイツとヨーロッパ一六一八年
第2章 ボヘミアのための王一六一七‐一九年
第3章 スペイン、警鐘を鳴らし、ドイツは警報を発す一六一九‐二一年
第4章 皇帝フェルディナントと選帝侯マクシミリアン一六二一‐二五年
第5章 バルト海に向けて一六二五‐二八年
第6章 デッドロック一六二八‐三〇年
第7章 スウェーデン王一六三〇‐三二年
第8章 リュッツェンからネルトリンゲンへ、そして、その後一六三二‐三五年
第9章 ラインのための闘い一六三五‐三九年
第10章 スペインの崩壊一六三九‐四三年
第11章 平和に向かって一六四三‐四八年
第12章 平和、そして、その後

著者等紹介

瀬原義生[セハラヨシオ]
1927年鳥取県米子市に生まれる。1951年京都大学文学部史学科西洋史専攻卒業。1956年京都大学大学院(旧制)修了。現在、立命館大学名誉教授、元橘女子大学教授。文学博士
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

toiwata

7
ドイツの一世代を食い潰した戦争の帰結。国内勢力、諸外国の当事者が事態を統御できず戦い続けるしかなくなる、その有様が簡潔な筆致で叙述される。初版は1938年、著者28歳の作。刊行の翌年にポーランドは侵攻され、7年後にはベルリンが陥落することを知っている現在の読者は何か予見的なものを見てしまう。2016/12/13

俊太郎

3
名著。主要な人物各々の性格や傾向を紹介し、「彼が何を志向し、どうしてこのような結果を生んだか」「他者に対してどう振舞ったか」という点を非常にわかりやすく書いている。人物描写も非常に巧みで、ザクセン選帝侯やバイエルン大公、ブランデンブルグ選帝侯など馴染みの薄い人物もキャラクターとしてしっかり記憶に引っかかってくれる。歴史書かくあるべし。2017/07/30

衛府蘭宮

2
何度読んでも新たな発見がある古典的名著。宗教紛争と帝国国制紛争に国際紛争が混ざり合い、やがて単なる国際紛争に収斂していく様が、各アクター(君侯、政治家、軍人etc)の魅力的な描写とともに生き生きと描かれている。原作が出されたのは1930年代であって言うならば古い研究であり、また分厚いとはいえ三十年戦争の膨大な数の論点をカバーし尽くすということは不可能であるので、本書を読んで能事畢れりとはならないものの、三十年戦争の魅力とアウトラインを知るための貴重で素晴らしい邦語文献であることは間違いない。2018/12/15

あああああ

2
めっちゃ面白かったwwwあと女性著者だからなのかな?やたらと女の子の評価が高かったww2015/12/04

四号戦車

1
名前被りが非常に多い時代だけど、きちんとかき分けてくれています。 フリードリヒで3人出ますが、間違えることはありませんでした。 ボヘミア国王になって即撃破されたフリードリヒ その息子のフリードリヒ 大選帝侯フリードリヒ 2020/11/20

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