筑摩選書<br> アジア主義全史

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アジア主義全史

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480016997
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0331

出版社内容情報

アジア諸国と連帯して西洋列強からのアジア解放を目指したアジア主義。その全史を江戸時代から現在までたどりつつ、今後のアジア共生のために再評価する試み。

内容説明

江戸中期~明治期日本に起源を持つアジア主義は、中国などアジア諸国と連帯して西洋列強に抵抗し、アジア解放を目指すものだった。それは一九三〇年代以降の日本のアジア侵略に名目を与えてしまった。だが大東亜共栄圏の思想は興亜論に形を借りた脱亜論であり、決してアジア主義ではない。戦前の中国のアジア主義や、現代日本の「東アジア共同体論」などに形を変えた左右両極のアジア主義的言説にも注目。真のアジア共生への道を探るべくアジア主義の全貌を描き、その再評価を試みる。

目次

第1章 アジア主義の源流
第2章 初期のアジア連帯思想と行動
第3章 中国革命の支援者たち
第4章 中国人によるアジア主義の主張
第5章 日中戦争とアジア主義
第6章 戦後七五年のアジア主義

著者等紹介

嵯峨隆[サガタカシ]
1952年、秋田県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。博士(法学)。静岡県立大学名誉教授。専門は中国政治史、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かんがく

14
会沢正志斎から近衛篤麿、頭山満、宮崎滔天、北一輝、孫文、石原莞爾、汪兆銘、岸信介、竹内好などを経て、中村哲までを「アジア主義」を軸に書き切った力作。「連帯」は「指導」を招き、「解放」は「侵略」をもたらす。欧米帝国主義に対抗しながらも植民地を有し、ヨーロッパでもアジアでもない矛盾した立場に置かれた近代日本。近年、中国の台頭などを受けてアジア主義研究が進んでいるため、教科書への記述もそろそろかなと思う。2020/08/26

spanasu

3
「アジア主義」を軸に代表的な日中の論者の思想をさらっており、中国のために日中親善の大アジア主義を利用する孫文などが描かれる。アジア主義の教科書のような本ではあるが、当時の言説空間が日中に広がっていた以上、中国研究者によるアジア主義研究も当然必要となるのであり、その意味で中国側のアジア主義への対応が興味深い。2020/09/02

田九七

1
人物とその思想を中心に「アジア主義」の歴史を紹介していただきました。「連合」を語る「アジア主義」は、結局自国中心主義を超越しがたい存在でした。素人として勉強になりました。2022/01/26

森中信彦

0
日本のアジア主義、対外関係を丹念に追っているので貴重な資料となる本だ。宮台真司の『亜細亜主義の顛末に学べ』を読む際の参考になる。2021/01/22

NAGISAN

0
久々に「アジア主義」という言葉に出会った。孫文の大アジア主義(東洋の王道と西洋の覇道)。近衛篤麿、尾崎秀美、孫文、宮崎滔天・・・の息吹が感じられ、日中双方の参考文献が豊富であり、歴史書であるとともに、東洋文化と西洋文化の衝突の中での今後の日本の立ち位置を考える上で一読に値する。2021/01/13

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