出版社内容情報
急速な国際化に激動する現代社会の前提としての近世研究は,非常に重要なものとして時代の要請急なものがあるが,1977年刊『対外交渉史文献目録』(京都外国語大学編,雄松堂刊)を超えるものの必要が叫ばれて久しかった。幸いに中央大学の対外関係史研究グループによる研究の業績があり,その基礎の上に努力を加えたのが本書である。 1993年までの内外文献を渉猟して約3万3000点の多きを集め,検索の便を考慮してこれを内容別に分類し,さらに文献蒐集の過程で集まり,提供された欧文,漢文文献も収録して瑕疵の少ない事を期した。 本書の特色は,過去の業績をふまえていることはもちろんであるが,とくに複雑な事象を整理分類して事項別に構成し,年代順に配列したことにあり,これによってそれぞれのテーマに関する研究の方向・進展・関心の所在がわかり,研究に益するところが大であると思われる
内容説明
明治元年(1868)から平成5年(1993)までの間に刊行された近世日本の対外関係文献(研究と史料の一部)を収録した目録。邦語文献を中心に30000点、外国文献3000点を収録。事項編、人名編、地名編の三部構成。文献の配列は発行年順。編者名・執筆者名索引付き。
目次
第1部 事項編(国際環境;対外関係;国際交流;キリシタン;産業・流通;幕末・維新)
第2部 人名編(列伝;個人)
第3部 地名編
付編 外国語文献(著者別)
編者名・執筆者名索引