出版社内容情報
地球規模の歴史的大変動の中で,トインビー以降ようやく高まる歴史と現代へのパースペクティヴ,新しい知の枠組み,学の体系化の試み。ニーチェ,ヴェーバー,シュペングラーを超えてトインビー,山本新にいたり,原理と方法を論じる
内容説明
新しい時代の知的把握のために。19世紀「近代」ヨーロッパの光と影を彼方に見て、二つの大戦をへた世紀末の危機意識の中から比較文明学が生まれる。21世紀を展望し、新しい人類文明を構想する知のパラダイムへの道。
目次
1 比較文明の系譜
2 比較文明の原理と方法
3 文明・文化の変動論へ