内容説明
史上初。大陸をまたぐ世界遺産。3度の挑戦、15年の全容。この世界遺産登録は、これまでとはまったく異なる意味をもっていた…。「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献」20世紀文化遺産とはいかなるものか?世界遺産登録とはどのような意義があるのか?
目次
第1章 文化遺産としてのモダン・ムーブメント(近代(modern)とは何か
文化遺産の主体 ほか)
第2章 近現代建築と世界遺産(ユネスコ;世界遺産条約 ほか)
第3章 世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品」(世界遺産登録の意義:国境を超えるモダン・ムーブメント;工業化の美学 ほか)
第4章 世界に広がるル・コルビュジエ遺産(世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動における顕著な貢献」の構成資産の選定過程;ル・コルビュジエ実現作品の文化遺産としての価値の検討 ほか)
著者等紹介
山名善之[ヤマナヨシユキ]
1966年東京都生まれ。1990年東京理科大学卒業。香山アトリエ/環境造形研究所、パリ・ベルヴィル建築学校DPLG課程(フランス政府給費留学生)、パリ大学パンテオン・ソルボンヌ校博士課程。アンリ・シリアニ・アトリエ(パリ・文化庁在外派遣芸術家研修員)、ナント建築大学契約講師等を経て、2002年より東京理科大学勤務。現在、同大学理工学部建築学科教授、フランス政府公認建築家DPLG、博士(美術史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コットン
61
ル・コルビュジエの建物や「無限成長美術館」という考え方と、国立西洋美術館が世界遺産になるまでがわかる。2019/02/13
塩崎ツトム
8
日本の国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」登録までのドキュメント。モダン建築を世界遺産に登録し保存することの意義と今後の課題。内容は多岐にわたり正確だけど、内容はカタい。2018/07/26
mamaboo
3
西洋美術館の前で、世界遺産登録記念の看板も見た。美術館の誕生のきっかけがを知らなかったので、勉強になりました。2018/04/25