建築の終わり―70年代に建築を始めた3人の建築談義

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  • サイズ B5判/ページ数 214p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784887062214
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C3052

内容説明

ニューヨーク、ワールド・トレード・センターの消滅とスペイン、ビルバオのグッゲンハイム美術館の誕生を通底和音として、70年代以降の建築や社会を批判的に振り返り、「建築」の本質や今後の可能性を語った建築談義。

目次

1 卒業設計と現在(北山恒の卒業制作;北山恒の現在(T.N HOUSE) ほか)
2 消費されるイデオロギー(消費されていく建築の言説;二四歳の内藤広の「月評」 ほか)
3 東京(京都)
BILBAO/NEW YORK(東京(京都)・BILBAO/NEW YORK
北山恒の「東京(京都)
BILBAO/NEW YORK」 ほか)
4 建築は新たな始まりに向かって(終わりを迎えた「建築」とは何か;真正フランス料理とヌーヴェル・キュイジーヌ ほか)

著者等紹介

岸和郎[キシワロウ]
1950年神奈川県生まれ。1973年京都大学電気工学科、1975年同大学建築学科卒業。1978年同大学大学院修士課程建築学専攻修了。1978‐81年黒川雅之建築設計事務所勤務。1981年岸和郎建築設計事務所設立。1993年岸和郎建築設計事務所をK.ASSOCIATES/Architectsに改組改称。現在、京都工芸繊維大学造形工学科教授。主な受賞に、「日本橋の家」で1993年JIA新人賞、1995年日本建築学会作品選奨、ケネス F.ブラウン・アジア太平洋デザイン賞功労賞、1996年日本建築学会賞、「園部SDオフィス」で1996年日本建築学会作品選奨、「Stadium600」で2002年愛知まちなみ建築賞受賞など

北山恒[キタヤマコウ]
1950年香川県生まれ。1976年横浜国立大学建築学科卒業。1978年ワークショップ設立(共同主宰)。1980年横浜国立大学大学院修士課程修了。1995年architecture WORK SHOP設立主宰。現在、横浜国立大学教授、東京芸術大学非常勤講師。主な受賞に、「HOUSE IN HOUSE」で1996年東京建築士会住宅建築賞、「白石第二小学校」で1997年建築学会東北建築賞作品賞、BCS賞、1998年日本建築学会作品選奨、「Lime House」で1998年東京建築士会住宅建築賞、「Z‐House」で2001年東京建築士会住宅建築賞受賞など

内藤広[ナイトウヒロシ]
1950年神奈川県生まれ。1974年早稲田大学建築学科卒業後、同大学大学院にて吉阪隆正に師事、1976年同大学大学院修士課程修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤広建築設計事務所設立。2001年~東京大学土木工学科助教授。2002年12月より同大学教授。主な受賞に、「海の博物館」で1993年芸術選奨文部大臣新人賞、日本建築学会賞、吉田五十八賞、「牧野富太郎記念館」で2000年村野藤吾賞、IAA国際トリエンナーレグランプリ、毎日芸術賞、BCS賞など
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感想・レビュー

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MR直毛

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院試、そして研究室を決め際に著者たちの意見を拝見しとく必要があると感じ急遽流し読みした。消費される現在の建築を否定していて、全くその通りだと思った。ただ、その矛先が形態に向かうのは少しずれている気がしていて、形態におぼれた建築は確かに消費経済に溺れているといえるだろうが、建築において形態は前提条件として抑えとかなければならない要素で、ないがしろに向かう流れはやはり違うと感じた。優れた形態を学んだうえで現在の問題に立ち向かうべき。2015/02/12

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