内容説明
これだけ知っていれば―発作は防げる、命は救える。肥満、高血圧、高血糖は、狭心症・心筋梗塞の危険因子。予防策から発作がおきたときの対処まで詳しく解説。いますぐ役立つ、メタボ予備軍とその家族必読の一冊。
目次
第1章 発作がおこったときの救命処置、迅速な診断が重要です(一刻も早く治療を受ける必要があります;心筋梗塞の場合、病院到着まではこのような対応を行います ほか)
第2章 これが基本となる正しい治療です(心筋梗塞と狭心症では治療方針が違います;心筋梗塞の治療計画 ほか)
第3章 再発予防と生活するうえで気をつけたいこと(再発予防には日々の生活の改善が不可欠です;生活のなかの危険因子を取り除きましょう ほか)
第4章 病気に対する正しい知識(心筋梗塞・狭心症の最大の原因は動脈硬化です;心筋梗塞になる人が増える危険性が指摘されています)
第5章 これだけは聞いておきたい治療のポイントQ&A(日本人は心筋梗塞になる確率が低いと聞きました。なぜでしょうか。;会社の健康診断で、高血圧と狭心症の疑いがあると指摘されました。別に気になる症状はないのですが…。 ほか)
著者等紹介
野々木宏[ノノギヒロシ]
国立循環器病センター緊急部長。1951年生まれ。76年京都大学医学部卒業、86年よりスイス・チューリッヒ大学に循環器科臨床研究員として在籍後、88年国立循環器病センター内科心臓部門。97年より同センター緊急部長、2006年心臓血管内科主任部長に就任。京都大学臨床教授、医療安全推進室長兼務。日本循環器学会救急医療委員会所属。日本循環器学会・アメリカ心臓協会国際トレーニングセンター(JCS‐ITC)運営小委員会委員長。日本では立ち遅れている世界標準の心肺蘇生法の普及に尽力している
福井次矢[フクイツグヤ]
聖路加国際病院院長。1976年京都大学医学部卒業。同年、聖路加国際病院内科研修医、80年から84年まで米国コロンビア大学、ハーバード大学留学。84年ハーバード大学公衆衛生大学院卒業。帰国後、国立病院医療センター・厚生技官、92年佐賀医科大学附属病院総合診療部教授、94年京都大学医学部附属病院総合診療部教授を経て、99年より京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授。04年より聖路加国際病院副院長、05年より聖路加国際病院院長。京都大学名誉教授。研究分野は内科、臨床疫学、臨床決断科学、医学教育。日本でのEBM(科学的根拠に基づく医療)の実践者の先駆けとして、また、総合診療科・臨床疫学講座のパイオニアとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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