内容説明
『代替農業の探究』の続編。日本のみならずタイ、フィリピン、およびペルーで観察された有機農業への転換の取組みを中心に論じ、それぞれの地域の「エコロジーに適しエコノミーを増大させる生産方式の確立」という視点から、技術的、制度的、経営的特徴の解明に主眼を置いている。
目次
序章 代替農業構築への道程
第１章 日本の消費者運動と有機農業の展開
第２章 日本における有機米栽培の技術的課題
第３章 日本における環境保全型野菜生産―遠隔地における２つのビジネス展開を事例として
第４章 タイにおける有機野菜生産と消費者意識
第５章 タイにおける有機野菜栽培の展開
第６章 フィリピンにおける有機農業の現状と課題―有機野菜を事例として
第７章 ペルー・アンデス高地における伝統農業の変化と有機農業
著者等紹介
藤本彰三［フジモトアキミ］
東京農業大学教授。学術フロンティア共同研究代表者（第２期）。同大国際協力センター所長。独立行政法人国際農林水産業研究センター監事。途上国農業論・農業経営学
松田藤四郎［マツダトウシロウ］
東京農業大学名誉教授。学術フロンティア共同研究代表者（第１期）。学校法人東京農業大学理事長。東京情報大学学長。農業会計学・農業経営学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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