内容説明
戦前から戦後にわたる宮原誠一の教育思想は、どのように展開されたのか。五十嵐顕によって継承・展開された「多面的重層的」思想構造と、その相互関連性を浮き彫りにする。
目次
序章 研究の課題、方法、構成
第1章 宮原における思想と実践との連関構造―戦前の抵抗と戦後の展開
第2章 宮原社会教育学の思想的枠組み―人間発達と社会発展の総体的認識の学問としての社会教育学
第3章 戦時下の宮原の論理展開
第4章 体制変革の現実性と「軍部赤色革命論」―「陸軍国民教育」論に即して
第5章 五十嵐顕の平和教育の思想と実践―宮原から五十嵐への展開
第6章 地域社会教育実践における宮原と五十嵐の継承―平和憲法学習会と心に刻むアウシュヴィッツ・秋田展に即して
終章 意義と課題
著者等紹介
山田正行[ヤマダマサユキ]
大阪教育大学教授。1953年、群馬県桐生市生まれ。東京大学大学院修了、教育学博士。NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館理事長(福島県白河市)、ポーランド共和国功績勲爵十字勲章叙勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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