内容説明
「もし、あなたたちがいなかったら…」私たちは“民主化”の果実を手にすることができただろうか。あの厳しい時代を生き抜いた韓国女性8人のライフストーリー。彼女たちを記憶することは、忘れられた私たちの名前を取り戻すこと―。
目次
第1章 労働組合は私にとって希望そのものだった―イチョンガク
第2章 あのときの怒りと勇気が私のすべて―ユンヘリョン
第3章 学生の身分を隠して工場労働者に―パクシンミ
第4章 自分はもう生きてはいけないと思った―パクテヨン
第5章 道半ばで倒れた友よ、見ていてほしい―ウォンミジョン
第6章 意識を取り戻したら、そこはゴミ埋立地だった―チョンソンスン
第7章 私の人生を揺さぶった日本での日々―パクソンヒ
第8章 アジアの女性たちとの連帯をめざして―イチョルスン
著者等紹介
パクミンナ[パクミンナ]
朴敏那。1983年、梨花女子大英文科卒業。九老工業団地の(株)ロムコリアに入社、1985年の九老同盟ストライキに参加。1992年、「馬山昌原女性労働者会」事務局長として女性労働者運動を開始、現在は作家活動をもうひとつの運動として、「韓国女性労働者会協議会」季刊誌『働く女性』に「パク・ミンナの暮らしの話」を連載。女性芸術集団「オルム(上昇の意)」の作家として2000年三・八国際婦人デー記念のミュージカル『そうよ、私たちの手に』に参加、創作劇を準備中。韓国シナリオ作家協会付属の映像作家専門教育院創作クラスを修了し、映像関連の活動も。フリージャーナリストとして『MBCジャーナル』『イルダ』『イフ』『暮らしの窓』に寄稿
大畑龍次[オオハタリュウジ]
1952年北海道生まれ。1990年から2001年まで韓国在住。雑誌などに朝鮮半島に関するレポート、論考を多数掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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