内容説明
38年に及ぶ戒厳令のもとで、散逸・隠蔽された資料を発掘。日本と台湾の研究者の協力により本書は完成した。日本統治時代前期(1895~1927)の台湾教育史に光をあてた労作。
目次
第1章 序論(宗教文化の伝来;中華文明儒教の伝来;大和文化の注入)
第2章 台湾植民教育政策(学務部長伊澤修二;台湾の新精神―芝山巌事件;有用学術の提唱)
第3章 日本統治時代初期の図画教育(図画教育の創世記;師範学校官制;公学校の図画教育;先住民の図画教育の創設)
第4章 台湾における初期の図画博覧会(台湾南部教育品博覧会;台湾統治二〇年(台湾勧業共進会) ほか)
第5章 台湾植民地美術の発展と日本との関係(早期に台湾に滞在した日本人画家;台湾初期の洋画会での石川欽一郎と塩月桃甫;山本鼎の台湾における手工教育計画;初期の画家たちの奮闘;美術論争)
著者等紹介
楊孟哲[ヨウモウテツ]
1958年、台湾・宜蘭県生まれ。1981年、日本留学。大阪芸術大学を経て、東京学芸大学大学院美術教育学科造形芸術学修了。2006年、山口大学大学院東アジア文化比較研究所博士課程取得。文藻外語学院専任助教授、国立台北教育大学芸術と芸術教育研究所非常勤助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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