出版社内容情報
ベートーヴェン研究家・小松雄一郎の半生。昭和初年、市ケ谷刑務所の病舎でベートーヴェン書簡集に読みふける一人の若者がいた。
内容説明
昭和初年、市ケ谷刑務所の病舎でベートーヴェンの書簡集に読みふけった一人の若者。戦争に反対し、抵抗運動に青春を賭けたその半生を同時代を生きた人々とともに群像評伝として描き出す。人々の絆と歌声を辿りながら、忘れてはいけない昭和史の物語を紡ぎ出す。
目次
第１章 若き「ベートーヴェン」たちの肖像
第２章 非合法抵抗運動と仲間たち
第３章 市ケ谷刑務所の人々
第４章 ベートーヴェンへの渇望
第５章 戦時下に歌は流れる
第６章 獄舎から解き放たれた人々
第７章 占領下疾風怒涛の日々
第８章 ひびわれ、断ち切られていく歌
第９章 生まれ出ずる新しい歌のために
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- 和書
- 第一次世界大戦 〈下〉
