内容説明
死人に口なし、伝説の陰に真実あり。自らが生み出した怪物、ローリング・ストーンズに翻弄されながら、60年代を駆け抜けた天才ミュージシャンの軌跡を徹底的に追い、従来の死亡定説までも覆してみせた衝撃の書。訳詞、訳注、ディスコグラフィ等を付加した日本特別編集版で贈るカルト・バイオ第10弾。貴重な写真も多数収録。
目次
挑発、扇動
サックスとセックスと孤立
若く、才能があり、行き詰まる
ザ・ローリン・ストーンズ
カモン、カモン
ノット・フェイド・アウェイ
レディ・ステディ・ゴー!
アシッド・テストとロシアン・ルーレット
逮捕され、打ちひしがれて、裏切られ
ジュージューカのブラヒム
ブライアン・ジョーンズ、ストーンズを脱退
ア・ケース・オブ・マーダー
残されたものたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まこちゃん
1
ローリングストーンズの初期リーダーであるブライアンジョーンズの生涯に迫った一冊。ブライアンの知られざる側面に光を当てている。そしてこの本のハイライトはやはりブライアンの死の謎に迫ったくだりである。ある意味大胆な説を唱えているが最初からよく読んでいればちゃんと筋が通っていることがわかる。でも死の真相は謎に包まれたままだ。そんな墓を暴こうとする自分のような者達にブライアンの忘れ形見ジュリアンの言葉が染みる。「大事なのは、彼が、彼の人生と彼がその中で成し遂げたことによって記憶されるべきだってことだよ」2021/05/27