内容説明
少年の初恋は、一生に一度の本当の愛になる。孤独な１５歳の士官学校生を変えたのは、尊敬する教官の美しい妻への愛だった。フランスＮｏ．女性誌“ＥＬＬＥ”読者賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つゆり
0
久しぶりに軽い読み物。平易な言葉遣いで読み易かった。 自伝的小説ということで、少年の語り口で書かれた文体は、思春期の葛藤や言葉にしきれない心情、何度も何度も同じことを考えずにはいられない思考過程をうまく表していたと思う。 厳しい状況での生活に少年が自暴自棄になっていく過程では、不幸な結末になってしまうのではと不安になったが、最終的には前向きな成長として終わりを迎えていたのでよかった。2016/03/15
