ミシェル・フーコー文学論集<br> 壁のなかの言葉 - ルソーの『対話』への序文

ミシェル・フーコー文学論集
壁のなかの言葉 - ルソーの『対話』への序文

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  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784886790446
  • NDC分類 135.3
  • Cコード C1098

内容説明

監視=合図のシステムに逆って、判決=処刑のシステムに入る。ルソーは、ジャン=ジャックを裁く人となることを承知した。線状の言葉から垂直なエクリチュールへ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

9
あるインタビューでルソーはベンサムと補完関係にあると言う著者は、ルソー『対話』の序文を収めた本書でその全容を語る。博物学的な分類に生物学的な生命概念が導入された18-19世紀、著者は生物が死という他なるものから生命として定義されて変容する知を水平的な知が垂直に貫かれたと評した。同様に、ルソーの対話は自らの言葉の正しさを理解し得ない他者から定義し、正しさを共有可能なフランスの読者に向けて語ろうとしたと本書はいう。この親密さがベンサムの監獄(一望監視装置)を補完するのは他者の壁に囲まれて成り立つ言葉だからだ。2024/12/18

misui

1
フーコーの概念装置で読み解くルソー。気持ちよく眠れた。これから読む人は先に訳者あとがきに目を通したほうがいいです。2011/09/23

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