出版社内容情報
第二次世界大戦後の日本林業の展開過程を、日本経済全体と関連させ整理・論述し、経営形態別、保有規模別に分析している。生産の担い手としての林業労働者のおかれている状況にも、かなりの比重をおいて、分析している。
刊行によせて(小関隆祺)
はじめに(有永明人・笠原義人)
序章 戦後林業政策の展開過程(山岸清隆)
第1章 戦後国有林経営の展開と労働力編成(有永明人)
第2章 道有林経営の展開過程と労働力編成(石井寛)
第3章 山梨県有林経営の展開過程と労働力編成(大橋邦夫)
第4章 戦後森林組合の協同組合的性格(山岸清隆)
第5章 中小林家の経営と労働(飯田繁)
第6章 零細林家の再生産構造と林業労働力(野口俊邦)
第7章 山村労働力市場の再編と林業労働(野口俊邦)
第8章 戦後林業労働運動の展開過程(笠原義人)
終章 林業危機の現段階と主体形成(笠原義人)
補論1 半農半労型論と林業労働力(八木俊彦)
補論2 国有林の国際比較(笠原義人)