内容説明
書は墨一色のさまざまな変化によって、素材の語意、構成の美しさ、味わいを表現します。すなわち書に美しさや品位を出すには、洗練された技法に加えて、よい墨色が必要です。このよい墨色は、墨・硯・紙・筆などの用具の質や相互の微妙な関係を熟知し、上手に使いこなすことによって得られます。そこで本書は作品を美しく仕上げるために必要な文房四宝の実際知識をまとめました。
目次
第1章 墨(墨色と用具、その微妙な関係;墨色は自分の感性で決める ほか)
第2章 紙(紙選びに必要な経験;画仙紙の種類と大きさ ほか)
第3章 筆(筆の種類;筆の四徳―すぐれた筆の条件 ほか)
第4章 硯(硯の鋒鋩と管理;硯選び ほか)
-
- 和書
- 春を待つ山つつじ