内容説明
これから本格的な書作へと進まれる方には、なんといっても代表的な古筆を勉強することが大切です。古筆は、広く浅くでは意味がなく、それこそ生涯かけて1つの古筆を深く掘り下げるというような心構えが必要です。本書は、斯界の権威が、わかりやすく、興味深く古筆について語るとともに、豊富な図版と鋭い解説で古筆のみかた、考え方にせまり、読者に豊かな知識を与え、その選択法を示唆します。
目次
古筆歌切について(古筆とは;切の誕生;古筆家の創立;古筆家の仕事;古筆の価値)
古典かなの鑑賞(平安時代・鎌倉初期の書)