内容説明
中国の拡張戦略に最前線で対峙している台湾。インド太平洋地域を自由と繁栄の海にするために、日米台の三国は相互に協力して中国の台頭を押しとどめなければならない。
目次
第1章 台湾と日米同盟(「自由で開かれたインド太平洋」時代の幕開け;人権重視のバイデン政権と独裁強化の習近平政権 ほか)
第2章 戦後米台関係の変遷(日本敗戦と中華民国の台湾実効支配;二・二八事件 ほか)
第3章 尖閣諸島をめぐる日米中台関係(尖閣諸島―法の支配に基づく平和な海を目指して;古賀辰四郎による尖閣諸島の発見 ほか)
第4章 コロナ禍の日本と台湾―日本と台湾の防疫意識の差(苦難の始まり;台湾の大学の初期対応 ほか)
第5章 「武漢肺炎」を封じ込めた台湾と蔓延を許した日本―二〇二〇年一月から五月の感染症対策の実態(「武漢肺炎」第一報と初動体制;総統選挙さ中の感染症対策準備 ほか)
著者等紹介
浅野和生[アサノカズオ]
昭和34年、東京都生まれ。昭和57年慶應義塾大学経済学部卒業、同63年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。昭和61年中部女子短期大学専任講師、平成2年関東学園法学部専任講師、後、助教授、同8年平成国際大学法学部助教授を経て、同15年より教授。日本法政学会理事、日本地方政治学会理事、日本地域政治学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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