内容説明
「南京事件」論争に終止符を打て!安全区・国際委員会を設立したのはアメリカ宣教師団であり、その目的は中国軍の支援保護であった。一次史料を基に、アメリカ宣教師団の意図、行動、背景を明らかにする。
目次
第1部 南京事件の研究(南京事件の発信源の特定―アメリカ宣教師団;南京安全区・国際委員会の研究;南京で起こったこと;南京事件対外宣伝の構図;東京裁判)
第2部 南京事件創作の背景(在中国プロテスタント教会の行動指針;プロテスタント教会が政治に踏み込んだ理由;全国基督教連盟の蒋介石支援決議が与えた影響;南京事件―時系列整理)
第3部 「南京事件」の教訓(情報発信について―文書化の必要性;日本側に見えていないもの―宣教師という存在)
著者等紹介
池田悠[イケダハルカ]
昭和54年生まれ。東京大学経済学部卒。通信技術系ベンチャー企業役員、衆議院議員秘書等を経て独立。マネジメントコンサルタント・ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hdo obata
10
南京の「国際委員会」が欧米人を中心とし、人道的立場から難民保護を謳っていたが、実は国府軍の支援保護を目的にアメリカ宣教師団が組織したものであった。彼らの報告(日本兵による市民に対する略奪、強姦、殺人等)は何ら検証されたFACTではなかった。それをアメリカに発信、反日世論工作を行った。日本はこれに対し、結果的になにもしなかった。現在の「従軍慰安婦」問題とおなじ構造である。いまでも南京大虐殺なるモノを信じる日本人がいるが、そろそろ目を覚ました方がいいのではないか。2020/02/11