内容説明
必死必殺の特攻兵器として開発された人間魚雷「回天」。提唱者・黒木大尉は十九年九月七日、訓練中に殉職。「黒木に続け!」を合言葉に搭乗員たちは猛訓練に励む。祖国のため散華された至純な若者たちの壮絶な生と死の真実。
目次
第1章 回天の事業空拳を奈せん―黒木少佐の苦闘(海軍潜水学校;P基地における兵器開発;回天誕生)
第2章 友々よびつ死してゆくらん―黒木に続け!仁科に続け!(嵐の大津島;泊地攻撃;光基地・平生基地・大神基地;硫黄島・沖縄防衛戦;回天隊洋上攻撃へ;終戦;無念の殉職―十五人の若武者たち)
第3章 回天、その芳香永遠に消すまじ
著者等紹介
片山利子[カタヤマトシコ]
昭和27年、群馬県生まれ。同46年、群馬県立桐生女子高等学校卒。同50年、立教大学文学部ドイツ文学科卒。平成元年、國學院大學文学部史学科卒、明照学園樹徳高等学校へ非常勤講師として奉職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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