内容説明
六年の歳月を閲した日本「南京」学会年報。所期の目的を達成し、本巻を以て最終完結版とする。着実に成果を積み重ねて前に進み続けた「最前線」は、南京「事件」研究上の揺るぎなき橋頭堡となり得たか、読者諸賢の判断を仰ぎたい。その便に供するため、全年報ならびに全会報の総目次一覧を巻末に附す。
目次
日本軍の処刑をどう見るか
南京虐殺二万人説の虚妄―顧維鈞国際連盟理事会演説の正しい読み方
国際連盟理事会「第六回会議録」
戦線後方記録映画「南京」から見えるもの
南京戦参戦勇士の語る「南京の真実」
『報道戦線』と『紙弾』に読むシナ論―永井卯吉郎と馬淵逸雄の視点
著者等紹介
東中野修道[ヒガシナカノシュウドウ]
昭和22年(1947)鹿児島生れ。鹿児島大学法文学部、大阪大学大学院博士課程修了後、西ワシントン大学客員教授(日本思想史)、ハンブルク大学客員研究員を経て、亜細亜大学法学部教授、政治思想史、日本思想史専攻。文学博士。日本「南京」学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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