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内容説明
国際交流の時代、自国についてどれだけ語りうるのか。元号、祝祭日、古事記、式年遷宮、日の丸、君が代などを通して明らかにする“日本の自画像”。若き世代のための日本論。
目次
第1章 元号の文化史―学は極りなき所に極り出来る也
第2章 「国民の祝日」考―“古代”が生き続ける「深い泉の国」
第3章 戦後思想からの覚醒を!―より人間らしく生きるために
第4章 お木曳奉仕の記―式年遷宮の思想史的意味
第5章 『古事記』と現代生活―神話と歴史の生きた連続性
第6章 日本人の魂の行く方―折々に「この世」と行き通ふ霊魂
第7章 現代文化に関する小論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T坊主
2
1)日本人でありながら、精神的文化的無国籍者や外国製革命思想にかぶれた者達に対して、日本人としてのせめて知って欲しい事や疑問点を投げかけている。2)国語学習が外国語学習の大前提。3)選別済み、加工済みの生産された情報、ここに偏りがあるということに気づく事。4)国際化とは自国の伝統をおろそかにして、他国の風習に靡くことではない。5)歴史の伝統や意味が断絶してしまう振替休日に疑義有り。6)古事記は国語表現の郷土ー日本人の魂のふるさと。7)明治初年にバイブルを翻訳する時に不用意にgodを神と訳されてしまった。2014/05/16