目次
序章 数学的ロジカルシンキングのススメ（ロジカルシンキングとは；なぜロジカルである必要があるのか？ ほか）
第１章 コミュニケーションのための数学的ロジカルシンキング（思考を整理し困難を分割する―ＭＥＣＥな分類とその効能；目的別にグラフを使い分ける―４種類のグラフとその使い方 ほか）
第２章 問題解決のための数学的ロジカルシンキング（信用できる自動販売機を見極める―関数と因果関係；ドラえもんが生物として認められない理由―演繹法と帰納法 ほか）
第３章 ツールとしての数学的ロジカルシンキング（地球外文明の数を見積もる―フェルミ推定；義理チョコは必要か？―ゲーム理論 ほか）
おわりに ロジカルであるために一番大切なこと―論理力は心で育つ
著者等紹介
永野裕之［ナガノヒロユキ］
１９７４年東京生まれ。暁星高等学校を経て東京大学理学部地球惑星物理学科卒。同大学院宇宙科学研究所（現ＪＡＸＡ）中退。２００２年、野村国際文化財団奨学金にてウィーン国立音楽大学へ留学。現在、個別指導塾・永野数学塾（大人の数学塾）の塾長を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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忍者
6
数学を勉強し直そうと思っても、適当な本を探すことが出来ず近所の図書館で探して借りた。ある分野について、この著者のこの本を読めばある程度知りたいことは掴める。という経験則が全くない学問の一つが数学だったので、数学の勉強はこの本からスタートしました。数学が全くわからない人向けに作られていて、分かりやすくてありがたい。この本のお陰で次に読むべき本も見つかったし、実にありがたかった。しかし、人文学系は本屋に幾らでもテキストがあるけど、理系は極端に本が少ないね。だからこそ勉強する価値があると言うものだ。2017/04/05
7a
3
学生時代数学が嫌いだったのは必要性を感じなかったことが大きいように思う。実は数学はコミュニケーション能力と問題解決能力を身に付けるのに最も適しているのですと。関数は世の中の真理である、というのが興味深い。フェルミ推定は不良率の標準値を出すのに使えるかな？2016/04/26
Naoya Tomihisa
1
☆☆人が生きていく上で、感覚的はなく論理的に思考することも大事であり、そのために関数、必要十分条件、演繹法と帰納法、待遇と背理法、ゲーム理論といった数学的な知識が必要なんだと教育すれば、数学嫌いはもっと少なくなる気がします。特にフェルミ推定は、子供の頃から親しんでおくと絶対に役に立つ。2016/03/25
松子
0
数学とコミュニケーション。 一見関係なさそうな気がするが、こうやって整理されると、なるほど・・・ってところがたくさんある。高校の時に習った記憶はあるが、その時は数学の試験用って感じの勉強にとどまっていた。今にすると残念なことだと思う。2016/10/03
mshino
0
効果的な数字の見せ方、論理学の基本事項からフェルミ推定やゲーム理論まで内容は多岐にわたる。これらを網羅的に学びたい人におすすめ。一見世間の人から敬遠されそうなものばかりかもしれないが、例えが面白く的確なのでどんどん読める。そして使ってみようという気になる。今まで苦手意識のあったフェルミ推定の感覚がつかめたのが不思議。数字の見せ方はプレゼンで実践したい。学生時代に出版されていたらよかったのにと思った。2015/11/03
